困ったなどうしようの事例 1−2 


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3階建て分譲住宅(物件a) 1階の床板がくさってきた事例・第2回  
豊中市内 平成3年4月に aさんが購入した 他社施工の新築分譲住宅 1階床部分の改修工事

改修方法を検討した結果

1. 洋室に対しては、床板、床下地材など木材をすべて取っ払う。
部屋の床の高さは廊下や浴室の高さから、現状から変えることが出来ないこと、換気口が取れないことの理由で、床にコンクリートを打設(防湿仕様・断熱仕様)して、弾力性のある厚さ3.5mmのクッションフロアを貼って仕上げる。 
2. 洗面・脱衣室も洋室と同じ方法です。
3. 廊下に関しては、今回はそのままにしておき、近い将来、同じ方法で改修する。
ということに、決まりました。

洋室の床を撤去しだします。

コンクリート壁に接する下地材は、濡れた新聞紙を丸めたような状態で、すぐに折れてしまいます。

コンクリートの内部結露で腐っているようです。
一本の大引(下地材)もさわるとボロボロと崩れ落ちました。

ドヒャー。

床下に適切な換気のない場合、木材は本来の強さを無くしてしまうのがわかります。


とにかくこうして木材は全部撤去します。

さぁ、大変なのは脱衣室でした。
床をめくると、風呂場の入り口部分にもぐりこんでいた床板(木質床合板)は、濡れている部分が完全にくさっています。

このように湿気に対しては、合板は大変弱く、インデックスで書いたように、よっぽど雨や湿度の少ない地域じゃないと、構造用合板は長持ちしません。


あれれれ・・・・・なんだこりゃ。
そこには、うわーっ

何百匹ものシロアリがうごめいています。
 

直径1mm 長さ5mm しろあり軍団が大繁殖しています。
入り口の下はこういう状態。

ありゃぁ・・・。

浴室の取り合いは、基礎がなくて、半分に割ったコンクリートブロックが並べられてます。


これだと洗い場の水がじわじわと脱衣室にしみでてきてたってことでしょうね。

もちろん風呂場の入り口の敷居部分の裏側もシロアリの巣になっています。

これを見た依頼主のAさんは
「もう、床だけじゃなく、お風呂場の壁も徹底的に見てください。
 来年の夏にでも改修しようかと、考えてたんだけど、思い切って今やってよかった。」
とため息をつかれました。


結果
 洋室の床は湿気で傷んでいましたが、シロアリはいないようでした。
脱衣室はごらんのように、シロアリが大繁殖、どうも床の改修だけとはいかないようです。
というのは、浴室との取り合いの壁は浴室側も木下地にラワン合板が貼られてあり(浴室側はその上にタイル貼、脱衣室側はビニールクロス貼で仕上がっています)、シロアリが内部にマダマダいるようなのです。
「家は仕上がりだけみても、わからない。」
下地をいい加減にすると、数年後に結果があらわれてきます。
でも、下地の状態なんて買うときにはわからないでしょうね。




     




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