困ったなどうしようの事例 1−3 


1-3
3階建て分譲住宅(物件a) 
1階の床板がくさってきた事例・第3回  
豊中市内 平成3年4月に aさんが購入した 他社施工の新築分譲住宅 1階床部分の改修工事

脱衣室の床下にシロアリがいたことで、壁側にもいる恐れがあります。
Aさんと相談の結果、浴室側の壁を取り外すことになりました。
脱衣室の壁面はモルタル下地の上にビニールクロス貼。
ところがそれを取り外してみたら、全面厚さ12mmのコンパネ(ラワン合板)でした。
しかも下地材は30mmx60mmの補助桟とよばれるコンクリート型枠で使用する材料です。

「使ってても、全然わからなかったなぁ。」(aさん)
浴室側の床面からの水漏れや、湿気でラワン合板の下部が腐りだしています。
また、アルミ扉の取付部分の下地材と枠材は下から10cmぐらい腐っています。


こういうタイルなどを使う湿式のお風呂は
濡れても腐らないように、また脱衣室の床下に水を漏らさないように
必ず、床から1mぐらいはコンクリートやコンクリートブロックで基礎を立ち上げることが基本です。
このやり方はチョット考えられないですね。

乾式(ユニットバス)の場合は直接、躯体に水がかからないので、木質の間仕切りでも大丈夫です。
写真では小さすぎてわかりませんが、腐った部分はシロアリのマイホームです。
シロアリがいい家を創ってもシャレになりません。

驚いたことにこの土間に近い部分だけじゃなくて、天井に面するまだ腐っていない下地材にもシロアリが数匹ひそんでいました。



「お風呂はしばらく銭湯に行くから、完全にやりなおして下さい。でも、施工した会社には全く腹がたつなぁ。」(aさん)
と言うわけで、結局、浴室の間仕切り壁をすべて、取り外しました。

外してみると、間仕切り壁は、コンクリートの躯体とはコンクリートボンドだけで止めてあり、1本のアンカーボルトもありません。
ボンドだけでいいのかな・・・?

いいはずないダロ。



洋室の床はすっかり木材がなくなりました。

壁に貼ってあるのは、この後のコンクリート工事でビニールクロスを汚さないための養生ビニールです。
結果
 私たちが造る注文住宅の場合は、
職人さんたちは後からのクレームや手直しの無いように、きめ細かく、丁寧に仕事をします。(自分がやった工事の手直しは、職人としてのプライドが傷つきます。)
施工管理も見えなくなる部分がちゃんとできているかに特に注意を払います。

もちろん、注文住宅でも、良くない建物もあるでしょうし、建ててから売る分譲住宅にも、しっかり建てた物件も全く無いとは思いませんが。

今回の場合、建ててしまってからではわからなくなる、下地などのかくれてしまう部分の施工不良(はっきりいってズサンな工事)が、数年後に困った形で現れたということです。

家は長く使うものですから、ていねいに創るという施工の信頼性が大きな要素を占めることが確認できます。    

(今回の工事中にお隣の奥さんが心配で見学に来られました。
隣のお宅も、同じ会社で、同じ時期に分譲された物件です。調べに行くと1階の玄関から廊下にかけて、同じように床板に湿気による変化が見られました。脱衣室の壁もやっぱり同じ仕様みたいです。大変困っておられます。) 
次項はトラブルの処理に続きます。


     



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