困ったなどうしようの事例 5-2 



5-2

マンションのリフォーム工事(物件d) 
内部結露でカビだらけ
の事例(No.2)
他社施工の15階建て分譲SRC造マンション。
東側廊下に面する洋室の改修。
 カビがからだに悪いことは、さまざまな書籍にもしるされています。
たとえば、アレルギー疾患や夏型過敏性肺炎などを引き起こしたりするそうです。

また、結露・カビ・ダニは3点セットで、そのダニもぜん息やアレルギーの原因となります。
とにかく、かびている部分を取り外すことが先決です。


 ベッドや机・本棚などを全部、移動しました。

 ビニールクロスをめくってみると・・・
どひゃー カビが大発生しています。







 黒いカビ・白いカビ・・・

ビニールクロスの表面よりも下地の石膏ボードの表面部分に繁殖しています。
 ビニールクロスの接着剤が好きなのかも知れません。


 ガラス窓に結露した水が、廊下だけでなく、室内にもしたたり落ちていたようです。

 このマンションの同じタイプの住まいで、どのくらいの割合で、カビが繁殖しているんでしょう?



 この部屋は東側ですが、コンクリートの廊下側躯体が外気に冷やされ、窓ばかりでなく、壁部分にも結露を起こしていたようです。




 壁下地をはがしてみます。
 コンクリートの躯体に複合板が糊付けされています。(GL工法)

複合板: 石こうボード9mmにウレタン10mmを貼りつけたボード(厚さは各種)
GL工法: 専用ボンドを使って、コンクリートにボードを貼り付ける工法。木下地を取り付けるより早くて、安上がりなので多く使われています。

 めくった複合板とそれに付着したボンドです。

 コンクリートの内壁面には断熱材を施していないため、暖められた空気が、冷たい外壁部分に触れると、結露してしまいます。




 ボードも、カーペットもとにかくめくります。

 床のカーペットは躯体コンクリートに直貼されていました。







 このタイプのマンションは、ごく一般的な形式です。
 ということは、気密性の高いマンションの多くの家庭で、多少の差はあってもなんらかのカビが発生している可能性があります。(過去の改修例からも結構ありました。)
 確かに断熱があまり考えられていないのは問題ですが、換気や通風に対して計画されていないことが難点です。この部屋でもサッシの換気小窓だけでなく、換気扇が設置されていればかなり違っていたと思います。
 最近のマンションでは、高断熱をうたっていますが、すべての室内に対する換気と風通しが可能かという点が重要です。


  (同じ形式の間取りが、このマンションに400戸以上あるんですが・・・)

外壁面に対しての断熱が必要です。
窓の結露もなんらかの方法を考慮しないと。

次回に続く 





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