困ったなどうしよう の事例 6-2 



6-2

マンションのリフォーム工事(物件e) 

内部結露でカビだらけの事例(No.3)


大阪府池田市。 他社施工の7階建て分譲RC造マンション。
北側・東側廊下に面する洋室の改修。
 施工方法は次のようにしました。

@ 壁面は、外部通路に面する部分は下地のせっこうボードをめくる

A 断熱材として炭化コルク(厚み25mm)を貼る
 
 
B 調湿機能を持つせっこうボードを下地材とする
  
C 呼吸する壁紙を仕上げ材とする(部屋全部の壁面を張替)
 
D 床のカーペットはめくって処分

E 床材はマンション用防音・断熱床のコルクタイルを貼る
   
F 窓は以前二重サッシを取り付けられているので、今回はさわりません。

カーペットの裏側にカビが発生しています。

表面など、見た目はきれいだからといって、安心はできません。
下地のせっこうボードをめくります。

厚みは9mmで、GLボンドで張ってあります。マンションでは一般的な工法です。

ウレタン断熱材が内部に施工されていました。
(現場発泡硬質ウレタンフォーム)
表面にカビがなかった部分ですが、せっこうボードの裏側にはカビが繁殖しています。

断熱材とボードの隙間は20mmでした。

ウレタン断熱材は吹きむらがあり、その厚みは厚いところで15mm、薄いところでは8mmぐらいです。

外部通路に給湯器が設置されていますが、室内側はこのように、配管されていて、断熱材は施工されていません。
んー。これはマズイ。
TKさんもビックリされました。

排水管、給水管、ガス管、給湯配管がこの部屋の床下を通って、キッチン・洗面室・浴室に向かっています。
錆びたコンセントの60cm上方にウレタン断熱材が吹かれていない箇所がありました。

その躯体部分の表面には、ジワッと水滴がにじんでいました。

 
新築時に一応、外気に接する壁に断熱仕様を施されているのですが、この地域においては現場発泡硬質ウレタンフォームの厚みは15mm必要となります。(金融公庫仕様)

15mmより薄い部分が多くあるため、断熱工事の施工レベルが低いといえます。

ただし、断熱材が15mm以上あれば結露しないとはいいきれませんが。


現場施工したものをひとつひとつ
図面仕様に対してクリアできているかをチェックするのが
工事監理者・設計監理者の仕事です。

今回の場合は断熱工事施工後に
その厚みが確保されているかのチェック
配管部分の断熱に対する処理のチェック
配管スペースの設計上の位置が適格かどうかのチェック
ができていないように感じました。

将来的に様々な問題が起こったときに始めて
その原因となる状況が現れてくるものです。

隠れている部分が大切です。

NEXT につづく。






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